この日札幌厚別競技場で、J2リーグ第9節ヴァンフォーレ甲府戦が行われたが、この試合でコンサドーレ札幌は、チームタイ記録となる公式戦1試合最多得点の6点を記録した。これまでの記録は、1997年JFL時代に記録した第13節デンソー戦(6-1:刈谷市総合運動公園)、第16節水戸ホーリーホック戦(6-1:帯広の森競技場)の二試合。この日の試合は、6-0で完封したので、最多得点差に限ってみれば記録更新となる。
ここまで調子が今一つ出ないコンサドーレであったが、この日は厚別の開幕戦。半年ぶりに札幌に帰ってくるコンサドーレを待ちに待ったサポーターが1万5318人も訪れ、スタジアム全体で応援を繰り広げた。大勢のサポーターに後押しされたコンサイレブンは、期待通りの活躍を見せる。過去二試合では、バルデス選手がハットトリックを達成しているが、この日は若きエース吉原宏太選手が昨年の厚別開幕戦(大塚戦)に続く自身2度目となるハットトリックを達成。チームを勢いに乗せる先制点から3点目まで続け様に決めた。これに乗せられるようにして、アシス、リカルジーニョの両外国人選手が加点、守ってはコンサ守備陣が今季二度目の完封劇を見せ、6-0の完勝をとなった。下位に低迷するコンサにやきもきしていた多くのサポーターに笑顔をプレゼントしたのであった。