クレーベル・ロメロ選手が退団

 北海道フットボールクラブは、この日、クレーベル・ロメロ選手(MF)の退団を発表した。同選手は身長のあるディフェンスの選手で、ボランチやセンターバックなど守備の要の選手として期待されていた。しかしながら、開幕戦こそ出場したものの、その後出場機会を得られないでいた。今回、クラブ側との話し合い、自国に戻ってのプレーを希望し、退団することが決定した。

 クレーベル選手のコメント「初めて自国を離れてプレーしました。自分なりに努力しましたが力になれず申し訳なく思っています。今後はさらなる努力をして自国のフィールドで活躍できるように精一杯頑張ります。スタジアムでの札幌サポーターは素晴らしいと思いました。皆様の幸運をお祈りします」

 同選手との契約期間は1/30~12/31の予定であったが、わずか、3カ月で退団となった背景には、今のコンサドーレの不調と、今年から変更になったJリーグの外国人選手枠の制限があると見られている。Jリーグでは、今年から、各クラブが契約できるA契約の外国人選手の上限が3名までと変更になった(出場できるのが3名なのは、昨年と一緒)。J2リーグでのチームの不振を受けて、おそらくHFCフロントはシーズン途中での中盤あるいはFWの攻撃型の外国人選手の補強に乗り出したため、同選手がそのあおりを受けた格好になったものと推測されている。HFCが、クレーベル選手(23才)やリカルジーニョ選手(20才)といった若い外国人選手と契約したのは、ある程度は、シーズン通して育てながらという思惑を持っての事であったと思われるが、そうも言ってられない事態になってしまったと言える。

 クレーベル・ロメロ(登録名:クレーベル):1976年2月14日生まれの23歳。ブラジル出身。身長:187cm、体重68kg。FCマツバラ(ブラジル・97)-エスポルテ・クルービ・コメルシア(ブラジル・97;レンタル移籍)-FCマツバラ(ブラジル・98)-グレーミオ・エスポルチーヴォ・マリンガ(ブラジル・98;レンタル移籍)。

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