札幌市手稲区にある北海道工業大学がコンサドーレ札幌のクラブスポンサーになることが明らかになった。契約はこれからだが、契約するのは、スタジアムに名前入りのコンサ応援旗を設置できるフラッグスポンサー。スポンサー契約料は年間100万円で、スタジアムに1本応援旗が設置できるほか、大学広報誌などにチームロゴやマスコットを使うこともできる。また、「北海道工業大学はコンサドーレを応援しています」などと掲載でき、アピールすることができる。
地元では道工大の愛称で知られる同大学の広報部によると、「学内に熱心なサポーターが多数おり、大学が一丸になって何かに取り組むことが元気の源となるのではないかと考えて決めた。同大学は地域に根ざした大学づくりをめざしており、それにも一役買うはず」とコメント。応援旗は4/25に室蘭入江競技場で行われるモンテディオ山形戦から掲げられる予定。
大学がクラブスポンサーになるのは、コンサドーレ札幌にとって初めてのことだが、全国的にJリーグ全体を見回しても非常に珍しい。北海道では、公共性を理由に、コンサへの支援に乗り気でない企業もある中、大学のような組織が、地域密着支援を理由にコンサ支援を表明したことの意義は大きい。