今年から、ホーム&アウェイの完全トーナメント、リーグ戦と平行して行われる形式になったナビスコカップが、この日開幕した。コンサドーレ札幌は、ホームにアビスパ福岡を迎えての緒戦となった。昨年は四試合戦って、一度も勝てなかった相性の悪い相手。この日、雪辱を果たせるかが注目の一戦。
室蘭入江競技場でのデイゲームとなった試合は、氷点下に近くに下がった気温、ピッチには雪が積もる悪条件の中で、行われた。記録的には、この試合で、Jリーグ史上初めて、雪用のイエローボールが使われた。試合の方は、一進一退の攻防が続く。試合が動いたのは後半も終盤になってから。アシスのFKを相手GKがはじいたところを、途中交代出場の深川が押し込んで先制した。試合は、このまま、コンサドーレが逃げきり、先勝。4/14のアウェイの試合に向けて、幸先のいい一勝を上げた。
この日行われた、ナビスコカップ一回戦の第一戦は、全部で10試合。全てJ2チームと、J1チームとの戦い(この日、試合のなかったJ1リーグ6チームは二回戦からのシード)。コンサと同じように、J1チームをうっちゃったのは、平塚を倒した大分。東京と大宮が、それぞれ神戸、横浜と引き分けた。J2リーグでは、苦戦の続くコンサだが、このナビスコでの勝利を、J2リーグ戦につなげたいものである。