99年シーズン前に札幌で行われたキックオフパーティー。今年は、ホールで行われ、ステージに選手が上がっての形式で行われました。以下の記事は、当ホームページの掲示板『コンサドーレサロン』に書き込まれたものですが、キックオフパーティーの様子を詳細に紹介しているので、こちらの『小話の部屋』に移すことにしました(『コンサドーレサロン』の記事は、過去ログになった後、古いものから削除されていくので)。パーティーに行けなかった方、お楽しみ下さい。
99キックオフ・コンサドーレ札幌ファンの集い by うえだみゆきさん
99キックオフ コンサドーレ札幌ファンの集い
日時 1999/1/29(金) 18時30分開演
場所 札幌市教育文化会館大ホール
整理券配付1日目の夕方にはすでに全てのチケットを配りつくした今回のファンの集い。開場は18時でしたが、最前列の人は15時から並んでいたそうです。そういう私も16時半から並んでいたのですが・・・(笑)。
知人とおしゃべりをしながら時間を潰していると、東側の入り口からスーツに身をつつんだ選手がぼちぼちと入ってきました。ラッキーなことに私が並んでいる目の前(^^)。
まず入ってきたのが埜下選手、村主選手、吉原選手、田渕選手。あまりに突然だったせいか、並んでいるファンは皆、ただ黙って見送るのみ。宏太くんは手にオークション用の袋を下げて”めっちゃ寒い!”といいながら控室に入っていきました。
次に入ってきたのは岡田選手とディドコーチ。もう少しで開場と言うときに黄川田選手・大野選手と一緒に松葉づえをつきながら時岡選手。ちょっと痛々しそうだったけど、笑顔が見えていました。
他の選手はまた違う入り口から入ったようです。そんなところで、開場時間の18時を迎えました。この時点でエントランスホールいっぱいの行列!!
オープニングはドーレくんの登場、そしてコンサドールズのパフォーマンスでした。今年試合前に踊っていたレパートリーを一通りご披露して、さぁ、選手の入場です!
会場後方の両側に出入り口があり、そこから観客席の間の通路を通って背番号順に入場。この時棚田選手は飛び切りの笑顔で、関選手は通路を爆走して雄たけびをあげながら、ステージに駆け上がっていました。大きな歓声を受けて村田選手の登場、吉原選手はそれをしのいで、1番の人気。時岡選手は松葉杖と言うことで、舞台の袖から直接ステージへ。高校生ルーキー3人にも暖かい声援が送られ、25番目に登場の岡田選手には”今年は頑張れ!”などの声がかかっていました。
選手に続いてディドGKコーチ・石井ヘッドコーチ・岡田監督が登場。熱気は最高潮に達します。山本マネージャーと渡辺トレーナーは舞台袖から登場。フラビオフィジカルコーチと四方田アシスタントコーチがすでに石垣島へ視察に行っていることが伝えられました。
選手・スタッフがステージ上に勢ぞろいしたところで、田中HFC社長の挨拶。”なんとしてもJ1へ・・・どうのこうの・・・(スミマセン、よく覚えていません)。
そして岡田監督挨拶”凄い熱気と皆さんの熱意を感じます。私は確か2部のチームに来たはずなのに、まるでワールドカップの代表のチームに来ているような・・・。”
”年末に家族とこちらに来ていて、空港でお土産を買おうとしたら、おとうさん、やめておいた方がいいよと家族に止められた。みると、オーロラビジョンに私の顔が映っている。こんな空港(チーム)どこにも無い。広島空港にだって無い、神戸に行ったとしても関空にだって無い。それどころかボルシア・ドルトムントのドイツに行ったって無い。世界中探したってどこにもない。まさに、世界で一つだけ。皆さんの熱意は世界一だ。”
”その皆さんの気持ちにしっかりと答えるには、まず、グラウンドで。そして、何よりも結果を出していくしかない。ここにいる全員が一つになって闘えば必ずや一部に上がれるはずです。”と、力強く1年でJ1へ復帰する事を誓い、割れんばかりの拍手を受けていました。
続いて今年の新入団選手の紹介。
ステージ前方、左側から佐藤選手・名塚選手・栗田選手・池内選手・藤ケ谷選手・佐賀選手・河村選手が整列。
佐藤くんからのインタビューと思わせておいて、何故か名塚さんからインタビュースタート。”フェイントにかかってしまいました。”と名塚選手。結構冗談通じるようです(^^)。 ”来年は優勝してぜひJ1へ上がりましょう。”とコメントしていました。
- 司会者 ”アントラーズの応援に比べて札幌はどうですか?”
- 佐藤選手”いや、こちらの方が熱いです。”(会場からおぉ!とどよめき)
- 栗田選手”ここへ来る前に京都にいたんですがこっちへ来てみると京都より暖かいです。人が暖かいからかもしれません。”(会場から大きな拍手)
- 司会者 ”ブラジル留学の成果は?”
- 池内選手”向こうへ行って、人間的には成長したと思います。”
- 司会者 ”プレー的にはどうでしょう?”
- 池内選手”う~ん、プレー的にはあんまりぃ。”(笑いを取っていました)
- 司会者 ”地元札幌出身の佐賀一平選手です!(会場大拍手)藤枝東にサッカー留学していたんですね。”
- 佐賀選手”サッカー王国と言われる所で得たものを生かしたい”
- 司会者 ”厚別に横断幕がかかっていましたね?”
- 佐賀選手”ちょうど、見ていた正面だったので恥ずかしかったです。早く試合に出られるように頑張ります。”
- スタメン取れよ!との掛け声ににっこり笑っていました。
- 司会者 ”藤ケ谷選手はまだ17歳なんですね。”
- 藤ケ谷選手”はい。(抱負)早く試合に出られるように頑張ります。”
- 司会者 ”(身長などを質問した後)ちなみにお父さんのお歳は?”
- 藤ケ谷選手”え?50位ですけど・・・?”
- 司会者 ”岡田監督と同じぐらいかと思ったんですけど、そうは行かないようですね(笑)”
- 岡田監督”・・・・・・(苦笑)。”
- 司会者 ”同期のライバルが色々なチームに入団していると思いますが、誰が一番のライバルだと思いますか?”
- 河村選手”佐賀一平君です。2人で試合に出て得点を決められるといいと思います。”
河村君はインタビュー中ずっと下を向いたまま、そっけなく答える姿が印象的。スーツを着るのは今回で2回目だと言っていました。
全ては思い出せないのですが、だいたいこんな感じです。ここで選手は一端退場し、選手個人グッズのオークションへ。
梶野選手と深川選手は小学生以下向けのオークションで、価格の上限が5000円と決まりました。5000円の値をつけた数名がステージの上に上がり、じゃんけん大会で勝者を決めます。
梶野選手グッズ>新品のサッカーシューズとユニホーム。勝ち残ったのは17番を付けたレプリカを来た男の子。すかさず梶野さん、”お、村主か・・・”とチェックを入れていましたが、司会の方が”2番目に好きな選手は?”と聞くと、恐る恐る”梶野さん”と答えていました(笑)。冗談が滑らかで楽しい梶野さんでした。
深川選手グッズ>青いリュックサック、すね当て、シューズケース、ユニホーム。
深川選手は司会の進行を無視して?ファンへの感謝の気持ちを述べたりしていました。オークションのスタートは73円。何故って?それは奥様が”波さん”だからです(^^)。
こちらを競り落としたのは女の子でした。大きなユニホームを着せて、リュックを背負わせ、すね当てとシューズケースをきちんと手に持たせてあげてと、いたれりつくせりで、深川さんの優しい一面がよく出ていました。
村主・村田・大野グッズは参加資格制限なしで上限は5万円。
いずれもじゃんけんでの決定となりました。
村主選手グッズ>練習着(上下)とユニホーム。一生懸命たたんで袋に入れてあげようとする村主くんなんですが、どうもぐちゃぐちゃに丸めているようにしか見えない。とても男の子っぽかったです。
村田選手グッズ>練習着(上下)とユニホーム。時岡君の松葉杖を借りて、大げさに足を引きずりながら登場。1万15円とか「15」にこだわった競り値がつきながら上限へ到達。落札上限が5万円と言われて、少々不満げに振る舞っていました。
運良くゲットしたのは、自分の子供に”達哉”とつけたと言う男性。”浅沼達也の字じゃないでしょうね?”と、突っ込みがさえている(笑)。
大野選手グッズ>今年から契約したというTOPPERのジャージ上下とユニホーム。司会の人に”大野さんはこういう席があまり得意じゃなさそうですね?”と言われて、”いえ、そんなこと無いです”と答えていましたが、どう見ても苦手なような・・・(^^;;?がんばって!!
吉原選手グッズ>リーボックの透明な袋に品物をきちんと詰めて来た宏太くん(^^)。黄色のトレーナーと長袖Tシャツ?KOUTAタオルマフラー2本。練習着(上下)。司会の女性が一生懸命話し掛けているのに、サブマネージャーのくんちゃんとおしゃべりして全然聞いていなかった宏太くん。”聞いてませんね?”と突っ込まれて”いや、聞いてますよ。”とニヤリ。こちらは4万円で男性が落札。商品を袋に戻すためにたたむ手付きが妙に上手だったのが印象的でした(笑)。
これらオークションの売り上げに選手会からの寄付金を加えて、障害者のための年間招待席を購入するそうです。
ここで、ドールズのダンス。(15分程・・・)
選手全員が再びステージに登場。1等から5等までの福袋の抽選会です。くじを引く選手と商品を贈呈する選手、それぞれ一言ずつコメントしていました。参加選手は棚田・田渕・埜下・関・加藤・黄川田・岡田他・・・これで時岡選手を除く全ての選手が一言ずつ発言したことになります。岡田選手は”今年は試合に出たいと思います”と言っていました。
(他省略(^^;;)
最後の抽選は下2桁。これは高校生トリオが引きました。司会者がさりげなく”佐賀君、こういうギャンブル性のあるものはどうですか?”と質問。すかさず”したことないのでわかりません”と答えていました(^^;;。
この日、開演前に選手会の会合があり、古川選手が会長に選任されたそうです。その古川選手から、ファンの皆さんへ向けて挨拶がありました。
”これまで、なかなか出番がなくて、心配していたでしょう、数少ない古川ファンの皆さま・・・”と、いきなりジョークでお話が始まりました。
参入戦で2部落ちが決まった後、数十分続いた暖かいコールのお礼。そして開幕を北海道では迎えられないが、必ず勝って北海道へ戻ってくる事を約束してくれました。
古川さん、選手会長がとてもよく似あっているように思います。
最後にもう一つプレゼントとして、選手・スタッフサイン入りカラーボールが客席に向かって投げ込まれました。この時も古川選手、とっても素敵な表情です。小さなカラーボールを蹴って客席へ飛ばしたりしていました。
楽しいイベントもこれでおしまい。司会者の”コンサドーレコールで締めくくりましょう”の声が終わらないうちから始まっていたコンサコール。1999年がキックオフされました。
以上、まとまりの無いレポートとなっていまいました。失礼いたしました。
少しは雰囲気伝わったでしょうか・・・?
各人の発言は記憶のみを頼りにしていますので、違う言葉であるかもしれません。ご了承下さい。