99年が始まり、新コンサドーレ札幌がいよいよ始動する時が近づいてまいりました。その新年を迎えるにあたり、新たに指揮をとる岡田武史新監督が、1/5(火)に、北海道道庁、札幌市役所をそれぞれ表敬訪問に訪れ、堀知事や桂市長にあいさつをしました。このニュースは、道内のテレビニュースをはじめ、全国ネットでもニュースとして放送されていたので、見知っている方は多いと思います。その時の、様子が一部入ってきましたので、紹介します。
監督と知事との新年対談裏話
どーもはじめまして。なんで突然こんな文章を書いているのかと言いますと、先日、1月5日に岡田監督が道庁を訪れたのはみなさんご存じだとは思いますが、私、たまたまその場にいることが出来たんです。で、その時の様子なんかを報告させていただきます。
ちなみに自己紹介的に書きますと、コンサ歴(こんな言い方あるのか分かりませんが)は昨年7月の対セレッソ大阪戦から。厚別アンド室蘭での試合はだいたい見に 行き、いずれもバックスタンド・ホーム側のA席でこじんまりと見ています。ですから神戸との入れ替え戦ではいきなり厚別でのB席のど真ん中にたたき込まれたような感じで落ちつかないったらアリャアしない状態でした。
さて、この日の監督ですが、「知事を表敬訪問」することがメインではありましたが、それともう一つ「広報番組の収録」という目的があったのです。「広報番組」といってもピンとこられない方も多いかと思いますが、「道庁ではこんなことをやってますよ」とか「こんな行事が行われました」といった3分から15分程度の番組です。
この日の収録は、1月30日午前9:30から15分間、STVで放送予定の「みんなの赤レンガ」という番組で、内容は「監督と知事との新春対談」的な物です。
10時30分(だいたいですが)、監督が表敬訪問の場から撮影会場へ入ってきました。会場には司会進行の和久井薫さん(この人を見ただけで結構緊張してしまい ました。実物は結構デカイ)、STVの関係者、HFCの関係者、そして道庁の関係者(私もその一人ということにしてください)の総勢30人くらいでしょうか。
監督が入場する際、カメラマンが後ろの壁に頭をぶつけそうになると「おい君、大丈夫かい」などと実に自然に声をかけるなど、正に威風堂々とした感じでした。ただ、放送局の方から「ヨッ、次期知事候補」という声がかかると何とも言えないはにかみ笑いをされ、「こりゃひょっとしたら…」なんて気にさせられてしまいました。
遅れて知事の会場入りです。(「お客さんを待たせるとは何事だ」というご意見もあるでしょうが、すいません、ここでは目をつむってください)。この日の収録は、大きなテーマだけを和久井さんへ入力し、後は流れで自由に話してもらうという物でした。とりあえず収録前に(監督、知事、和久井さんの)3人で雑談をされてました。
- 知事:北海道は寒いでしょ。
- 監督:いや~、風が無いから楽ですね。
- 知事:北海道はどうですか。
- 監督:僕は札幌というより、田舎の方が好きなんですよ。
- 知事:どちらに住まわれることになったんですか
- 監督:最初、宮ノ森のあたりを用意してくれてたようなんですけど、無理を言って練習場の近くにしてもらいました。
などなど。ここで参考までに「札幌ドームの冬季使用」の話題について書きますと、私の記憶では次のようになります。
- 知事:冬場の練習とかは大変でしょ
- (ここで突然HFCの女性の方登場)
- HFC:そうなんです。ですから知事には是非とも札幌ドームの冬季使用について実行していただきたいのです。
- 監督:そうですね~。Jリーグもこれから冬場の開催、なんてことがあるかもしれませんね。
- 知事:(へ~、そんな事情もあったのかという感じで)なるほどね。わかりました。
という感じで、マスコミが伝えるところの「実行を約束する」という意味では言ってない感じでした。というのは、(役人的な言い方になっちゃうかも知れませんが)札幌ドーム(仮称)は政令指定都市である札幌市が独自の(議会の)判断のもと、独自の財源により決定したものなので、都道府県(この場合、北海道)が意思決定を挟む余地はないはずなんです。つまり知事は口を出せないはずだと思うんですが…
ま、そんなこんなで本番が始まりました。細かくは覚えていない(というのも、この時点で私、足の裏が汗でベッチョリになるほど緊張していましたから。おかげでその後の靴下の臭かったこと…そんな話はどうでもいいですね。)のですが、印象に残ったのは次のようなことです。なお、「私は確か2部の監督になったはずだが」とか、「安くて、うまくて、性格のいい選手がいい」といったことはこの場では特に言っていませんでした。
- 知事:よく北海道においでくださいました。
- 監督:いや~、本当にこんなに歓迎していただいて驚いてますよ。今の日本で知事がこんなことをいってくれるところなんてそうないですよ。すごいもんだな~
- 知事:どうですか。北海道は。
- 監督:いままでどこへいってもね、ヨソ物扱いなんですよ。それがここは全然そんな気がしない。本当にありがたいことです。
- 知事:コンサドーレの印象は。
- 監督:前にも言ってたことですけど、やっぱりサポーターがすごい。やっぱりこの人たちのためにもJ1にあがらなければ。そして地域に根付かせなければ。そのころまで私がいられるかどうかわからないけれども、この人たちを裏切っちゃ行けないなと思っています。
- 知事:サポーターとフアンの違いは?
- 監督:ファンって言うのは一定の対価を支払って満足を得る人、サポーターは自分の人生の一部として一緒に戦う人ですかね。
- ※ 若干ニュアンスが違いますが、大体このようなことを答えてました。
- 知事:私も何度か応援に行ってますが、まだ負けたことがないんですよ。
- 監督:ホゥ、それはすごい。今年は是非全試合見に来ていただきたいですね。
- ※ 今、多分これを読んでいる全員が「だったら何で入れ替え戦にこないんだよう」というツッコミを入れたかと思います。そこにいた者もそう思いました。しかしながら悲しい性で誰も言えませんでした。
ざっと、こんな感じです。このほかにもいろいろあったのですが、思い出せません。ここから先は番組(1月30日午前9:30から15分間、STV)を見てください。(イヤラシく宣伝したいのではなく本当に思い出せないんです)。
長々と書きましてすいません。ありがとうございました。