この日の午前、フェルナンデス前監督が市内のホテルで、二回目の会見を開き、同氏の主張を述べた。それによると、前回、会見を行ったのち、HFCと二回ほど交渉を持ったが(6日、13日)、争点になっていた点について双方の主張は平行線のままで、結局交渉は決裂した。これにより、フェルナンデス氏の監督復帰が完全になくなった。また、フェルナンデス氏は、12/1に離日し帰国する予定で、帰国後FIFAに対し事実関係の認定を求めて申し立てを行うことも明らかにした。会場には、サポーターも駆けつけており、フェルナンデスコールの中、会場を後にした同氏は、サポーターへの感謝の念も忘れなかった。
ここまでに明らかになっている、争点は以下のとおり。
- HFCは1年契約を主張しているが、フェルナンデス氏側は覚書に記載された3年契約が有効であると主張。
- HFCが理由とした成績不振による解雇は、2ndステージの成績では、不振に当たらないと、フェルナンデス氏側は主張。これに対し、HFCは、成績不振の他にも、守秘義務違反、代理人との契約金トラブルなどの理由もあったと主張。
- 代理人との契約トラブルについては、かなりこじれている。フェルナンデス氏側は、同意書に不可解な部分があり、使途不明な16万ドル(約1900万円)があると主張。これに対し、HFCは、この金は代理人への手数料、経費であると説明。また、代理人、グスダボ氏について、同氏の代理人契約についての認識が、HFCとフェルナンデス氏で異なっている。
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