この日の午前、市内のホテルで、フェルナンデス監督が会見を開き、同氏の主張を述べた。それによると、「理由なく解任されたのは納得できない。契約違反も無い」。として、契約解除の無効を主張。HFCに監督復帰を要請するという考えを示した。同席した弁護団代表の肘井(ひじい)博行弁護士によると、主張は以下のとおり。
- HFCは1年契約を主張しているが、統一契約書とは別の覚書で『2000年までの3年契約』とされており、これは有効な契約であるとの解釈している。
- HFCが主張する、契約金の未払分16万ドルを請求したという事実は無い。
- 具体的な解任理由を文書で通達していないことなどから、解任理由の説明日時を今週中に決めるようHFCに申し入れている。
- 協議決裂の際には、訴訟も辞さない。
フェルナンデス前監督とHFCとの関係は、訴訟問題にまで発展するかもしれないほどこじれているようだ。今後の展開が注目されるが、お互いの主張が、いまいち噛み合っていない、と感じるられるのは気のせいだろか。いっそのこと、両者が同じ場で議論をかわした方が、本当の事実が明らかになって、すっきりするのかもしれない。HFCの田中社長は、この日の午後、HFCとしても話合いの場を設ける方向で準備しているとコメントを発表した。
なお、フェルナンデス前監督は、今回の会見を開いた理由を、「サポーターに自分の本当の気持ちをわかって欲しかった」と述べた。サポーターへ宛てたメッセージが、「STVラジオホットラインコンサドーレホット情報(http://www.dosanko.co.jp/stv/radio/hotline/)」に掲載されている。