北海道フットボールクラブが、上半期仮決算を発表。それによると、4億円の赤字がでることが明らかになった。この日発表されたのは、98年1月1日から98年6月30日の上半期決算分。収入4億円に対し、支出は8億円、差引き4億円の赤字となる。当初営業計画では、今季(年度終了時に)は2億円の赤字が見込んでいた。それが前期だけで、4億円の赤字がでた勘定になる。今回の赤字の大きな要因はスポンサー収入の伸びの鈍さによる。当初営業計画では、スポンサー収入を3億円と見込んでいた。これが、実際には半分の1億5千万。
同時に、97年上半期との比較表も発表されているので、昨年と比較してみると、入場料収入はわずかに増えている。この収入には、厚別開催試合の分は含まれていない(6/30までなので)。室蘭での観客数が後半のびなかったことを考えると、まずまずである。スポンサー収入に関しては、なんと昨年の方が多い(1億7千万)。Jリーグに上がると、スポンサー収入の伸びが見込めると言っていたフロントの読みは甘かったのか?。一方、支出は、ほとんどの項目で昨年より減少。営業努力の成果が見られる。
この4億円の赤字で、累積赤字は22億円になる見込み。後期分で、どれくらい盛り返せるか。せめて、一億円でも減らして欲しいものである。これで、入れ換え戦を見越しての選手補強などへのお金をどうするかとい言った問題を、フロントがどう考えるか。難しいところである。
関連ページ(決算表が発表されています):
- HFC公式ホームページ内チームの紹介「98年度上期仮決算について」