吉原宏太、大野貴史の両選手がU-21(21歳以下)代表候補に選出

 この日、日本サッカー協会は、日本代表候補35人とシドニー五輪に挑むU-21(21歳以下)代表候補37人を発表した。うれしいことに、コンサドーレ札幌からU-21(21歳以下)代表候補に、FW吉原宏太(20)、DF大野貴史(20)の二人が選ばれた。
 今回の発表は、年齢別選考のため、先のW杯仏大会に出場したMF中田英寿(21;ペルージャ)やMF小野伸二(19;浦和)は、2000年シドニー五輪出場権を有するため、U-21代表候補として発表されている。発表されたU-21(21歳以下)代表候補は37人。最終的に、1/3近くがセレクションで、落とされることになるが、晴れてU-21(21歳以下)代表になり、五輪で活躍すれば、トップの日本代表への道が開かれる。二人には、ぜひ代表になってもらって、五輪、2002年W杯と活躍して欲しいものである。
 U-21代表の今後の予定は、以下の通り。U-21(21歳以下)代表候補は、10月8日から11日まで合宿を行う(福島Jビレッジ)。この後、U-21代表の何人かは、10月28日のエジプト戦(大阪・長居)に日本代表組に合流して参加。アジア大会には、U-21代表を主体に臨むことが決まっている。そして、来年3月からのシドニー五輪アジア予選に臨む。

 吉原宏太(よしはらこうた):1978年2月2日生、初芝橋本高(93)-札幌(96)。コンサドーレが札幌に移転してきた三年前、新人でデビュー。初年度からFWとして活躍し、順調に成長してきた、札幌の生え抜き選手。今年は、Jリーグオールスターにも出場し、ここまでバルデスに次ぐチーム2位の8得点を上げているなど、活躍している。スピードに乗ったプレーが持ち味。
 大野貴史(おおのよしふみ):1978年5月8日生、初芝橋本高(94)-札幌(97)。高校時代は、吉原の一年後輩。昨年、札幌に入団したが、初年度は公式戦出場無し。今年、Jリーグ1stステージ17節京都戦でDFとしてデビューーすると、がっちりレギュラーの座をキープ。その後、ここまで、9試合連続出場中。今回の候補選出は、この9試合だけで協会に印象付けたわけで、ある意味すごい。相手エースFWをタイトにマークし、仕事をさせないプレーに、ファン急増中。

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