新装なった厚別競技場

昨年シーズンオフになってから、スタンド席を中心に改修工事を行っていた厚別陸上競技場。今年、7月末に工事が完了し、ニュー厚別競技場がデビューした。今回の改修工事は、ゴール裏芝席をベンチシートタイプの椅子席にする。電光掲示板の新設。の二点。
下の写真はニュー厚別になって、初めての試合。Jリーグ1stステージ14節C大阪戦(7/29)。この改修工事で、ゴール裏芝席が、ベンチシート型の椅子席スタンドに生まれ変わりました。これまでのスタンドより、高さも高くなり、一番高い所は、バックスタンドよりも高いです。この日のゴール裏は、一杯の観客で埋まりました。入場する際に配られた赤いポンチョをみんな着ているので、赤く見えます。バックスタンドとの間には、新しく設置された電光掲示板が見えます。


<ホーム側ゴール裏スタンド>

<アウェイ側ゴール裏スタンド>


<ゲートの新設>

改修工事により、スタンド席ができたたため、これまでと幾つか変わったことがあります。まず、出入り口が増えました。これまで、第1ゲートから第4ゲートまで、四つのゲートだったのが、ゴール裏スタンド席の所に第5ゲートが新たに新設されました。

ホーム側ゴール裏スタンド席

ホーム側ゴール裏スタンド席を外から臨む。そびえ立つようなスタンド席です。かなり立派です。
このスタンドには、直接裏から入ることのできる出入口が三か所あります。このうち、真ん中の出入口が第5ゲートとなって、試合開始前には、出入りすることができます。他の2カ所の出入り口は普段は閉まっていますが、試合終了後には開かれ、そこから競技場外にでることができます。


<ゴール裏スタンドの高さ>

改修されたスタンド席は、これまでの芝席よりも高くなっています。これまで、二段だったスタンドが、三段に生まれ変わり、バックスタンドより高くなりました。ただし、これはホーム側ゴール裏席の話で、アウェイ側ゴール裏席は、これまでと高さは変わりません。しかし元もとアウェイ側は広く高かったので、こちらもバックスタンドより、高くなりました。
今回の工事により、ホーム側ゴール裏席は広く、大きくなったので、昨年までのようにアウェイ側ゴール裏の方がなぜか、広くて大きい。といった事態にはならなくなりました。
なお、厚別で一番高いスタンドはメインスタンドであるのは、これまでと変わりませんが、ホーム側ゴール裏スタンド席でもかなり高い位置から観戦できるようになりました。しかしながら、傾斜がサッカー観戦するには、かなり緩やかなので、見やすくなったとは言いきれませんが(ここら辺が、サッカー専用スタンドではない弊害がでているのかなあ。でも陸上競技場でもある国立は結構傾斜があるが)。


<スタンド席への出入り>

スタンド席への出入口の説明を簡単にする。まず、アウェイ側ゴール裏スタンドだが、こちらは今までと変わりない。
変わったのは、ホーム側ゴール裏席。外からの出入口は、第5ゲートが増えたことを、上で説明したが、ここでは競技場内からこのスタンドに移動する場合の出入口を。これまでに比べると少々不便になった。
ホーム側ゴール裏席の出入口は、全部で三カ所。とりあえず、説明しやすいように勝手に1番から3番をふってある(左図)。2番は、第5ゲートになっており、競技場外との出入口。1番と3番が競技場内との出入口だが、1番はA自由席のチケットを持っている人しか通れない。これまでと違って、バックスタンドの裏に抜けるためには、バックスタンドのA自由席を通らないといけないようになっている。そのため、ここを通過するためには、A自由席チケットが必要。でもここんとこ、チケットのチェックがすごく甘い(ほとんどしてない)ので、うまくすると通れるかも。
で、ここを通りたいときは、どうするかというと、一度、第5ゲートから外へ出て、第4ゲートから入る。あるいは、その逆。そのため、チケットの半券は、再入場するためになくしてはならない。一度外にでなくてはならないというのは、ちょっと不便。
一方、メインスタンド側へ抜けるには、3番を通る。ここが結構(かなり)狭い。ゴール裏スタンド席の収容人数がこれまでより、1000人ほど増えたので、人が動くとき、かなり混雑する。ハーフタイムと、試合終了時はかなり込む。


<トイレの新設>

今回の改修工事で、トイレが新設された。ハーフタイムのときの込み具合などを考えると、トイレはもっと欲しいところだが、増えたこと自体は評価できる。で、増えたトイレはどこかというと、ホーム側ゴール裏スタンド席の外側。これで、厚別のトイレは全部で5つになった(右図)。
新たにできたトイレを利用するときは、一度第5ゲートなどから外に出て、利用する。くれぐれも再入場するときのため、チケットの半券を無くさないように。このトイレ、初めて厚別で試合が行われたC大阪戦の時は、あまり知られていなかったようで、ゴール裏スタンド席の客は、メインスタンドのトイレを利用として、狭い出入口(上図3番の出入口)に人が殺到して大変だったとか。
厚別のトイレは、一般に、ホーム側のトイレが混む。満員になれば、代わりはないのだろうが、1万人強の観客のときは、半分以上の客がホーム側に座るので、トイレもホーム側が混む。歩くのが苦にならなければ、アウェイ側を利用するのも賢いトイレ利用法かも。また、収容人数の関係で、バックスタンドのトイレは、メインスタンドのトイレに比べて、比較的すいている。混んでいるとき、メインスタンドの方は、ハーフタイムの時間だけでは、後半開始に間に合わないことがある。


<電光掲示板>

新しくできた電光掲示板

サッカー専用の電光掲示板。第4ゲート(ホーム側ゴール裏席とバックスタンドの間)の所に設置されており、高さ4m、幅7mある。オーロラヴィジョンではないので、映像などを映すことはできないが、これまでの板製の掲示板に比べると、見栄えがいいものとなっている。
写真は、98/6/29Jリーグ2ndステージ広島戦の試合終了時のもの。初めて、電光掲示板にコンサドーレの勝利が刻まれた瞬間。

電光掲示板拡大

この電光掲示板は、サッカー専用。電光部分を拡大してみると、十の桁は1しか光らせられないのがわかる。そのため、ラグビーやアメフトでは使えない。でも、チーム間に力の差がありすぎて、ハーフで20点以上差がついたときはどうするのだろう?

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