HFCに北海道が五億円の融資

 HFCへの財政支援問題で、北海道も札幌市と同じく五億円の融資を行う方針で、新年度の予算編成を行うことが明らかになった。これで、HFCは札幌市の融資と合わせ新年度に10億円の融資を受けられることになる。道の融資の利率などは、札幌市の融資を参考にして決められる模様。
 HFCへの融資決定までに、道を取り巻く状況は二転三転した。財政難のHFCから道や札幌市への財政支援要請を受けて、堀知事は新年記者会見でHFC支援を表明した。ところが、道議会内の自民党(道議会最大野党)を中心に慎重論が噴出。その反対理由は、HFCの将来への経営方針や政策が不透明、あるいは、一回の融資で経営が軌道に乗るのかという懸念があるため。このような道議会の動きを受けて、予算編成作業の最終日の2日に行われた知事による予算査定では、HFCへの支援の可否の決定は先送りにすることになった。しかし、翌日になって状況が一変する。3日に開かれた自民党道連の会合において、これまでの立場から一転、道のHFC支援を容認する決定がなされた。道連が、HFCの経営立て直しに対する努力を一応評価したものと伝えられている。これを受けて、道は融資を行う方向で、4日から道議会での予算編成の調整に入った。

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