97年シーズンDFとして活躍した中吉裕司選手が、大分トリニティ(大分FC)へ移籍することがほぼ決定した模様。シーズン終了後、戦力外通告を受け札幌を退団した中吉選手は、サッカー選手としての現役続行を希望しており、移籍先を探していた。
大分トリニティには、96年シーズン終了後に戦力外通告を受けて札幌を退団した、後藤静臣、川合孝治、加藤剛、木島敦の4選手が在籍している。また、97年シーズン途中からは、同じくコーチとして移籍していた羽賀康徳コーチが、成績不振を理由にシーズン途中で辞任した朴景和監督の跡を継ぎ、監督代行を務めた。JFLの大分は、99年からのJリーグ二部に参加申請している。
また、練習生として97年シーズンを、コンサドーレのメンバーとして戦った工藤英章選手(GK)は、出身地の青森にあるクラブチーム”アステール青森”への移籍が、既に決まった模様。
アステール青森は五戸町役場FCを母体に97年に作られたクラブチーム。Jリーグを青森にという目標を持っている。アステール青森は97年シーズンの東北2部リーグで優勝し、3月に1部リーグ最下位の鶴岡TDKと入れ換え戦を行うことになっていたが、1部リーグにいるソニー仙台が昨日行われた全国社会人大会で優勝し98年からのJFL昇格を決めたため、東北1部リーグに空席ができることになったため、東北1部リーグに入れ換え戦なしに昇格する可能性がでてきた(詳細は不明)。
なお、以上の選手移籍の件について、北海道フットボールクラブからの公式発表は行われていない。