コンサの98年シーズン始動、海外キャンプへ出発

 コンサドーレ札幌は、98年シーズンにそなえ、Jリーグチームのトップを切ってキャンプに突入した。およそ1ヵ月半にわたる長期キャンプは、メキシコとパナマで行われる。ここ二年、コンサドーレのシーズン前の海外キャンプは、オーストラリアで行われてきた。今回メキシコになったのは、環境が十分であるということもさることながら(イスタパなどはリゾート地としても有名)、フェルナンデス監督がメキシコのクラブ・プエブラで、選手としてまたコーチとしてすごしたことがあり、地元の地理や事情に詳しく人脈もあるからという理由の一つでもあるのようだ。コストは、物価が安い分、それほど変わらないと聞く。
 この日、新千歳空港を旅立った一行は、まずメキシコでフィジカルトレを行い体を作る。その後高地へ異動し戦術トレを行う。キャンプ終盤には、パナマで開かれるトーナメントに出場し、実戦で最終的な仕上げを行う。ちなみに、監督は高地トレは死ぬほどきついと言っていたらしい。昨年は、チームはファミリーを合い言葉に、個性派集団をまとめあげた同監督。このキャンプで、新たに加わった7人のメンバーも早くファミリーとなり、昨年より一層のレベルアップした戦う集団を作り上げてほしいものである。

キャンプスケジュール(予定)

  • 1/23~2/7:イスタパ(メキシコ)
    • フィジカルトーレーニングなど
  • 2/7~2/16:グアダラハラ(メキシコ)
    • 実戦的な高地トレーニングや練習試合など
  • 2/17~2/18:プエブラ(メキシコ)
    • 地元チームとの練習試合など
  • 2/20~2/26:パナマ
    • トレーニング、練習試合など
  • 2/27~3/1:パナマ
    • パナマサッカー協会主催のトーナメント戦に出場

3/4に札幌へ戻ってくる予定。その後は、シーズン開幕まで、国内キャンプになる模様。

記事の共有: