この日、第6回JFL第30節ジャトコ戦を持ってコンサドーレ札幌は今季リーグ戦の全日程を終了した。最終戦となったこの試合、残念ながら天気は強い雨であった。それでも、今年最後の厚別でのコンサドーレを見ようと8500人ほどのサポーターが応援に訪れた。試合に先立ち、前節NTT関東戦でJFL100試合出場したバルデス選手の表彰式が行われた。
試合の方は、ピッチに水が溜まり、選手が動く度に水しぶきの上がる悪コンディションとなったが、今季得点王を確実にしているバルデス選手が、前半に決めた1点が決勝点になり、1-0で最終戦を飾った。試合後、コンサドーレ札幌の選手全員とフェルナンデス監督がピッチに整列し、監督からの今季の報告と挨拶があった。その後、全員がグラウンドを一周し、サポーター席に優勝記念Tシャツ等を投げ込んだり、サポーターに手をふって挨拶をしたり、一人一人が今年一年の熱い応援に感謝して、今年一年を締めくくった。
この日の試合は、コンサドーレにとってホーム厚別でのJFL最後の試合。思い起こせば、今季厚別での開幕戦となった第5節徳島戦もこのようなどしゃ降りの雨だった。今年は、雨に始まり雨で終わったシーズンであったが、JFL優勝にJ昇格決定と、実り多きシーズンとなった。次にコンサドーレが厚別に帰ってくるのは、来年6月。半年以上のお別れとなるが、今度の舞台はJリーグ。HFCは、11/3にファン感謝デーを企画しており、この催しには、コンサドーレ札幌の全選手が参加することになっている。
札幌の選手は、このあと、天皇杯の試合が控えており、それが終了しだいオフになる予定。現在怪我人を多く抱えている札幌であるが、天皇杯では、是非とも先輩Jチームに一泡も二泡も吹かせてほしいものである。