この日カシマスタジアムで行われた対鹿島戦で、コンサドーレの今年のナビスコカップは終了した。春先に行われた予選を勝ち抜き、決勝トーナメントに進み、ホームアンドアウェイで鹿島と戦ったが、二連敗でベスト8止まりとなった。
第1戦厚別での健闘で、この日も鹿島に一泡ふかせてやろうと、アウェイの試合に望んだコンサイレブンであったが、圧倒的な鹿島サポーターの応援に自分を見失ってしまったか、0-7で完敗した。けが人を多く抱える札幌は、この日も新しいフォーメーションを試したが、鹿島には通用しなかった。先輩チームの痛烈な洗礼を受けた札幌は、悔しさを胸にスタジアムを後にした。
この日の試合、バルデス、マラドーナをFWに起用するフォーメーションであったが、攻撃の起点のこの二人を抑えられ、コンサドーレの攻撃はまったくさせてもらえなかった。大敗した試合であったが、来季からの課題が見えた試合でもあった。JFLシーズン中からも言われ続けていたことであったが、攻撃の起点の二人を抑えられると、札幌の攻撃力は激減してしまう。この二人に頼らない攻撃パターンと劣らぬレベル、また、長いシーズンを戦うには、控えの選手がでてきてもチーム力が落ちないような、むしろ、その選手が活躍するような層の厚さがほしいところである。