この日、フェルナンデス監督の来季の続投が正式発表された。同監督は、プロは結果を出すものだからということで、単年契約で、コンサドーレの監督を引き受けていた。今年の契約期限が迫っていることから、来季の続投を望むHFCと話合いが持たれ、来季の続投が決まった。契約は2/1から一年間。
来季は、J昇格がほぼ決まっているが、99年から実施されるJリーグ二部制を踏まえ、成績も中位以上をあげなければならない。さもないと、二年後には、再び二部落ちとなってしまう。コンサドーレをJ昇格させた手腕、また、コンサドーレをより強くするためにはチーム事情を知っている同監督が最適と、HFCは判断したようだ。
例年、J昇格したチームは、チームの選手が大幅に入れ替わったりして、逆にチーム力を落としたりすることがある。同監督は、今季のコンサドーレの戦いぶりから見て(ナビスコカップやJFL)、来季は補強は最小限にし、現状の戦力を中心にチーム力をあげるつもりであることも表明した。