『横浜の渡辺さんの観戦記』
「かんばん」とサッカーの街、刈谷
早いもので今季のJFL公式戦も13節。夏の小休止までこの試合を含め3試合となりました。12勝1敗で勝ち点差1ながら首位に立つ我らがコンサドーレは敵地でデンソーとの対戦です。
サッカーファンにとって「デンソー」の名はJFLチームとしてはもちろん、大学サッカーをサポートしてきた企業として認知されています。今年から若干方式が変更になりましたが、「デンソーカップ」(旧日本電装カップ・同社は昨年秋に社名を変更している)は大学選手権、総理大臣杯と並ぶ大学サッカー界のビッグタイトル。特に昨年まで行われていた「大学オールスター東西対抗戦」は、過去幾多のJリーガーを輩出しております。現日本代表でも井原、名波、岡野、相馬、山口…と錚々たる顔ぶれが。コンサ関係では最近では中吉が出場。かなり前になりますが(失礼)、昨年限りで現役を引退し、現在はUHB「週刊コンサドーレ」のコメンテイターとして活躍中の平川弘氏も出場の経験があります(他にもいたら教えてください)。こうした地道な活動は一昨年に福岡で開催された学生スポーツの祭典ユニバーシアードでの日本代表の優勝、そして今年4月のライバル韓国学生選抜戦での勝利と、着実に成果を上げつつあります。
そのデンソーがある刈谷市は愛知県の東部。周辺は世界的大企業トヨタ自動車(本社豊田市)の関連企業・下請け会社がズラリの「企業城下町」。トヨタといえば部品の在庫を最小限に抑え、必要なときに必要なだけ関連会社から調達する方式で利益を確保するやり方が有名です。この際に用いられる品目や数量などが書き込まれたものが「かんばん」と呼ばれているので、この方式も「かんばん方式」として知られています。刈谷市にはデンソーをはじめアイシン精機、トヨタ車体、豊田工機などの関連会社の本社・工場がズラリ。こうした大会社からの事業税がタンマリと入るため、住民税が安くて住みやすい…と話してくれた運転手さんがハンドルを握るタクシーも当然クラウン。
うだるような暑さの中を新幹線、東海道本線、名鉄線を乗り継いで到着した刈谷市総合公園多目的競技場は改修工事の中ほど。外観は小ぶりながらもきれいにまとまった印象で、照明灯も6基、簡素な電光板もあり。しかし観客席はメイン側のみ。バックとゴール裏は狭い芝生の通路で、観戦は可能なれど低い位置なのでフィールド全体を見渡すには不都合。おまけに夏の西日はまだ高く、バック側では真正面から浴びる格好になります。よってサポート隊が陣取ったのはメインの右側前列。肝心なフィールドに目を移すと、本来陸上競技のトラックがある部分は工事中で土台となる層がむき出しになったまま。インフィールド…つまり試合が行われる芝生の部分も芝の密度がやや低く、多少デコボコもありそうな感じでした。この競技場での最高動員記録は昨年のブランメル仙台戦での2100人。ちなみにコンサ戦は360人でした。きょうはメインスタンドはほぼ満席。公式発表は1667人。昨年の4.5倍です! デンソーサッカー部の歴史が昭和24年(!)の創部以来半世紀近くに渡り、前述のような大学サッカー等の大会が頻繁に開かれていたこともあって、刈谷市サッカー協会のみなさんの会場運営もテキパキとしたもの。スタンドには子供たちの姿も目立ち、ここがサッカーの街としての顔も持っているのだということをさりげなく感じさせてくれたのでした。
先ごろ発表された1999年からのJリーグ1部、2部制への移行に伴う参加申請で、デンソーは2部申請を見送り、当面アマチュアリーグで活動を続けてゆくことを表明しました。でもいい選手をたくさん育ててJリーグへ送り出すチームにでもなれば面白いと思います。そのうち親会社トヨタが母体のグランパスから、「FWがケガしちゃったから至急1人頼む」なんて「かんばん」に書かれて移籍の申し入れが出るようになったりして(考え先走り過ぎ?)。
風に乗せろ! 裏へ送れ!
さて、デンソーの今季の戦績は12節まで7勝5敗で7位。昨季15位と低迷の原因になった守備力の強化に成功し、失点10はコンサ、川崎に次いで3番目の好成績。前節は川崎Fを相手に敵地で0-1と惜敗ながらも「後半は押しまくっていた」(観戦者)そうであり、油断のならない相手です。
まだ十分に明るい午後6時キックオフ。日中の暑さは一向に衰える気配もなく、正面から見て右から左に強く吹き抜ける風がわずかな救い。しかし「涼をもたらす」なんてモノではなく、ほとんど「熱風」でした。両軍が前半にどちらのエンドを取るかが注目されましたが、風上に立ったのはコンサドーレの方でした。これが微妙な勝負の綾となります。
開始しばらくは特にどちらの時間帯とは言えず。グラウンドコンディションのせいなのか、立ち上がり特有の「様子見」なのか、何かバタバタしている印象を受けました。なかなか両軍ともゴール前までボールを運べずシュートもなし。双方のディフェンスが頑張っているというよりも、単純なミスでボールがつながらないという方が適当な展開でした。それでも支配率はややデンソー優位。
ふと見ると、アレ? ウーゴが最後尾まで下がっている。トップのバルデスがボールを欲しがって、あるいはGKからのパントキックの落としどころとして中盤まで下がるのは時折り見られる光景でしたが、ウーゴのこうした動きは初めて見ました。これはどういうことなのだろうと見ていると、やがて答えがわかりました。
相手チームにとってはウーゴからバルデスへのホットラインは驚異の的。どの試合でも厳しいマン・マークが付きガチガチにマークされたため、ここ数試合ホットラインは「停滞」気味でした。彼らへの負担を減らすべく走り回らねばならない中盤も、疲労の蓄積や怪我持ちが多いためか運動量が乏しい試合が続いていました。
ウーゴの思い切ったポジション・チェンジは、もちろん守りに人を増やす意図だったわけではありません。ある程度までホームのデンソーにボールを持たせて全体を前に引き寄せ、太田、卓、中吉らがボールを奪ったらすぐにウーゴに渡して、強い追い風に乗せて最後方から一気にデンソーDFの裏側にロングパスを送るという狙いだったのです。オフサイドにかかったケースもありましたが、徐々に有効なボールが出始め、高い位置までプレスをかけていたデンソーのDFラインはこれを警戒してじりじりと腰が引けてゆきます。すなわち中盤や前線との距離が間延びしていき、コンサドーレの中盤にスペースを与えることになります。
そのさ中の前半12分。デンソー陣内の比較的浅い左サイドで得たFKをウーゴが蹴り、ピタリの呼吸でDF陣の裏へ抜けたコータが左へ流れながらも冷静に左足でゴールへ「送って」先制! 前節の山形戦に続いて前半の早い時間に得点できました。
その後もウーゴは後ろの方でプレー。そして彼が下がることにより逆に相手MFの北村、徳重らに中盤で持たれるリスクもありましたが、後藤、太田らが早いチェックで応酬。相手FW小林がさほどの驚異ではないと見るや、卓やペレイラも積極的に上がりはじめます。この両WBやDFも含めた「つるべ」の動きが頻繁に行われたことがこの日の試合の特徴でした。誰かが上がれば誰かが下がる。一方が上がれば一方が下がってゆく井戸のつるべになぞらえた表現です。
前半23分の追加点もあまりに深い位置から出たロングパスだったため、一瞬太田が出したのではと勘違い(実際はウーゴ)。これがバルデスに届いてドリブルでDFとGKをかわし左足でゲット。
2点を取ったコンサドーレは慌てて攻める必要もなくなり、暑さによる体力の低下も考慮したのかマイ・ボールを丁寧に最終ラインで回しながら前線へ送る隙を探り続けます。ディドのゴールキックも追い風なのにパントはほとんど蹴らず、近くのDFにインサイドで渡す安全運転。そんなコンサに前半終了間際、さらに別の「追い風」が吹きました。やはりウーゴが前線へ送ったボールが決定的チャンスとなり、たまらずゴールエリア外に飛び出してきたデンソーGK岸本が手を出してブロック。主審奥谷氏の笛が高らかに鳴り、続いて岸本に提示されたカードの色は赤。一発退場でした。デンソー側の観客席は大きなため息。岸本は第10節にも相手を故意に倒して退場処分を受けており今季2度目ということになります。デンソーは中盤をよく構成していた徳重を下げ長縄をGKに入れ10人で再開。前記の反則により得たウーゴの強烈なFKは惜しくもバーに当たったと見られ前半終了。後半デンソーは風上に回るとはいえ、もうこの時点で試合の趨勢は決まってしまいました。この退場劇は1人の観客としては非常に残念なものであったことを書き記しておきます。
帰ってきた男
冒頭の「大学オールスター」の話題の中で、コンサドーレが誇る元大学サッカー界のスター選手の名を忘れていました。新村泰彦です。国士館大学からジェフ市原に入団し、ルーキーの年、初ゴールを厚別で決めた男。今季コンサドーレの一員となり、ナビスコカップではヴェルディ川崎との第1戦で名刺代わりの2ゴールを決め、バルデスのパートナーの座をほとんど手中にし、水戸との開幕戦でも先発で出場した背番号11。しかし出身地沼津でのジャトコ戦を前に右足を傷め、それが思いのほか長く尾を引いてしまったのです。
この日「チームの宝」山橋が累積警告3枚で出場停止。先発FWの座こそコータに譲りましたが、控えのFWとしてベンチ入りを果たし、後半21分にはそのコータに代わってピッチに登場。約2ヶ月半ぶりの公式戦登場です。
実はこの日筆者は「新村がベンチ入りしそうだ!」とのことで、「札幌新村会」から横断幕を預かっていたのです。仙台戦のレポートでも触れたように、横断幕や大旗、太鼓といった「三種の神器」はいわばサポーターにとっては魂そのものです。チームや選手への熱いハートが思い思いのメッセージに込められグラウンドの外周を彩り、選手を鼓舞しています。選手も試合中はともかく、ウォームアップの際には視界の中に捉えられることでしょう。「あ、オレのがある」と、内心悦に入っている選手もいるかも。長期欠場だったためなかなか出番がなかった新村の横断幕は、コンサものには珍しく鮮やかなスカイブルー。新村、見てくれたかな。
後述しますが後半はすっかりスタミナと集中力が切れたデンソーが相手だったとはいえ、新村のプレーはまずまずだったと思います。前線で動き回りマークを引き寄せたり、機を見てするりと裏へ抜けたり。いくつかの見せ場がありました。その最たるものは後半42分頃。右サイド田渕からのセンタリングにゴール正面でドンピシャのヘッディング。「やった!」と沸き上がるコンササポーター。しかしボールはバーの上を越えていきました。うーん…日本人選手って、概ねこういったケースで地面に叩きつけるのがへたですね。バルデスを見習ってほしいものです(叩きつけ過ぎでバウンドしてバーを越えてしまうのも困りものですが・笑)。
「もうこれでチャンスは来ないだろう」とあきらめかけたその直後。また田渕から送られたボールでGKと1対1になり、今度は右足でシュート。ボールはデンソーゴールに吸い込まれていきました。嬉しい復帰初&JFL公式戦初ゴール…と思ったのですが、相手DFに当たっていたとのことで公式記録はオウン・ゴール。残念! しかしフェルナンデス監督には大いにアピールできたでしょう。
ここのところ壁に当たっていたコータも1ゴールしましたし、山橋は既に監督の絶大な信頼を得ています。バルデスはもう説明不要ですから、新村も加えてコンサドーレのFW戦線は一層の激戦区となりそうです(黄川田も頑張れ!)。
ゴールの祭典
話は多少前後しますが、後半はコンサドーレは風下に回ったことと、1人多いこと、さらにウーゴが退いたことなどから前半とは戦法を変え、パスをつなぎサイド攻撃を増やしはじめました。逆にデンソーが風上から放り込みを試み始めたため、途端に両ゴール前での攻防が多くなり見ごたえもアップ。ところがそれも長くは続かず。1人少ないハンデは大きく、時間がたつにつれ、また点差が開くにつれ、デンソーは「プッツン」してゆきました。村田が、田渕が面白いようにサイドを抜けて行き、次々とセンタリングを上げます。サイドをふさがれると今度は真ん中からあっさりとスルーパスで決定機を作る場面もあり、要するにコンサドーレのやりたい放題。ウーゴ(前半終了前に足を痛めたようです)に代わって後半から入った鳥居塚がウーゴより前の位置でプレーしたため、ややスペースが足りず相手のチェックを早く受けてしまったりしたせいで満足のいく出来ではなかったのが気がかりでしたが、もしトリが縦横の活躍を見せてしまっていたら、果たして6点で止まっていたかどうか…。
結局4点を荒稼ぎしたバルデスも、「オレはもうこのへんでいいや。他に誰かゴール決めてもらおう」とでも思ったのか、数回GKと1対1になりながらシュートをためらい、周囲の気配を探る様子も伺えました。遠慮なくすべてブチ込んでいれば…倍は取れたかも(冗談ではなく本当!)。それでも後半はさらに3ゴール決めましたので簡単に触れましょう。
7分。卓からの浮き球をもらって自ら突破してスパッ。31分。左サイド村田からのセンタリングに中央からズドン! 41分。また村田からのボールを左足でドカン!…ホントに簡単ですが(笑)。でも4点全部「足」というのはデリーにしては意外ですね。
この後に前述のオウン・ゴールもありましたから6-0。少人数とはいえコンサ側が盛り上がらないわけがありません。周囲に地元の子供たち(子供にとっては敵も味方もなく、単にゴールシーンがたくさんあって面白かったのでしょう)にもノせられて、5点取っても6点取っても「札幌のゴールが見たーいー!」のコールを繰り返します。敵地にもかかわらず、1人多い状況にもかかわらずです。ちょっと失礼だったかもしれませんね。これが神様の逆鱗に触れたのでしょうか。終了間際に1点を奪われてしまいました。調子に乗っていたのは我々だけではなく選手も同じだったようで、全員が前かがみになっていたところにデンソー最後の捨て身の逆襲を食らい、最終ラインとディドとの連携が乱れたほころびを途中出場の堀に決められてしまいました。この日初めて沸くデンソー側スタンド。それまではかなり辛辣なヤジも飛んでおり、暴走寸前だった観客もいたそうですから、いい「安全弁」だったのかもしれません。コンサにとってはあの奇跡の川崎F戦以来の失点ということになってしまいましたが、無失点記録などはいつかは途切れるもの。まだまだ続くリーグ戦に向けて気を引き締めて挑む上ではいいクスリになったかもしれません。
誇りあるチーム、誇りあるサポーター
大差で散ったとはいえデンソーは勇敢でした。4人のラインDFは高い位置までプレスをかけ、中盤も意欲的にボールを回し、ルーズボールへの出足も遜色ありませんでした。北村や佐藤のキックにもたびたび目を見張るものあり。が、いかんせん選手個々の力量において多少なりとも差があったことは否めません。GKの退場は正に痛恨でしたし、気象条件や両軍の体力差を的確につかんだ監督の采配面でも明暗が分かれました。後半の残り15分はまるでサンドバッグ。中立の立場の観客であればとてもピッチを正視できない惨状となってしまいました。 しかしながらデンソーは地元のお客さんを前にしてなすべき戦い方をしたと思います。10人になった後半も、しばらくは「なんとか1点を!」とラインを上げ、ロングボールも使い勝負に来ていましたし。もし試合開始からゴールをガチガチに固められたとしたらこんなスコアにはならなかったでしょう。でもそれで選手たち自身がプレーをしていて、あるいはホームでの試合として、果たして納得できるものになったかどうかは別問題です。
外国籍選手もおらず、さしあたっての客観的目標(J昇格など)も持たないチームで、ただ自分たちのために戦い続けるデンソー・イレブン。彼らの「誇り」を見たような気がしました。 そしてぜひ書いておきたいことは、そんな誇りあるチームを応援するデンソーサポーターの方々もまた、誇りあるサポーターだったということです。「サポーターは12人目の選手」と言われますが、デンソーサポーター(少なくともリーダーの方々。一部キレかかったお客さんもいたらしい・笑)は「選手」にふさわしい清々しいスポーツマンシップを持った人たちでした。エールの交換はもちろん、試合前には双方声を合わせて日本代表へのコールを行うなどもしました。試合後もわざわざこちらの方まで出向いていただき、屈辱的大敗だったにもかかわらず互いの健闘をたたえあいました。内心打ちひしがれていたことでしょうが億尾にも出さず。なかなかこういう態度は取れないと思います。
10月5日(日)には今度はコンサドーレが厚別にデンソーを迎える番になります。この「観戦記」を読まれた札幌の方々は、ぜひ遠来の彼らを温かく迎えてあげてください。心よりお願い申し上げます。(でも勝負はもちろん別。またゴールラッシュだよ)
魔の13節! 衝撃走る!
試合前、衝撃のニュース(第一弾)がスタンドを駆け巡りました。この日のデーゲームで2位の川崎Fが甲府に0-3で敗れ、3位の東京ガスも山形に0-1と不覚を取ったというのです。特に川崎惨敗の報には一瞬耳を疑ったほど。主力選手が数人欠けていたのかと思いきや、後日の情報では決して「駒落ち」と呼べるほどではないことが判明。韮崎で行われたデーゲームで盆地特有の炎熱気候にしてやられたのか、あるいは甲府がよほど知略を尽くしたゲーム運びをしたのか…。いずれにせよ、衝撃でした。甲府は次節コンサにぶつかってきます。うむむむ…不気味だ。
さらにコンサドーレの試合後には衝撃のニュース(第二弾)も待っていました。ナイトゲームで行われた試合で前節も西濃にホームで痛恨の1敗を記録した本田が鳥栖に敗れた(1-3)というのです。まさかの昨年王者の下位チーム相手の連敗でした。
失意に沈むこれら3チームのサポーターにとっては、上位陣で札幌だけが爆勝したという結果が「衝撃のニュース」だったでしょう。
書き漏らし棚ざらえ
筆者がここのところこだわって見ている後藤のキャプテンマーク。あれ? 今日は逆だ。前半が赤で後半が黄色。試合終了後はメインスタンド前までやってきたごっさん。故郷静岡は隣県ですし、知り合いでも来ていたのかもしれません。惜しげもなくキャプテンマークをスタンドに投げ入れました。
それにしても暑かった。30ン度なんて言っても札幌の皆さんはピンと来ないでしょうから、「とにかくグショグショ」とだけ書いておきます。そんな酷暑にもかかわらず、危惧していたほどの運動量の落ち込みはありませんでした。そりゃあれだけリードすればね…。加えて新戦術が当たったせいもあるでしょう。序盤から無駄な動きが少なく、それがスタミナの枯渇を食い止めたものと思われます。でも再来週の福島戦は真夏のデーゲーム。より過酷な消耗戦を覚悟せねばなりませんね。
本編で詳しく書けなかった選手の中から、ここのところレギュラーに定着している中吉が目立たないながらも適切なディフェンスをしていたということを、簡単ですが記しておきます。
村田が後半15分頃にラフプレーでイエローカードをもらっています。累積3枚で次節はお休み。彼は足の怪我をかばいながら頑張ってきましたので、文字どおり「お休み」して福島戦、そして後期に備えてほしいものです。
最後になりましたがコンサ側応援の「助っ人」に馳せ参じていただいた他チームのサポーターのみなさまに厚くお礼を申し上げます。我らがアウェイ応援隊のリーダーである柳沼さんがよんどころのない事情で急に不参加となり、その他関東地区サポートの常連も多くが欠席。永井さんは「コンサライブ」の実況がありますから声援隊には加われず。筆者と現在は横浜の大学に在学中の札幌出身の石森くん。それに札幌からの佐藤さんと山崎さんという女性2人。これくらいしかなじみの顔はいなかったのです。そんなところに次々とグランパスやフリエの中京地区サポート隊の方々が旗やタイコを持って集まってくれたのです。関西からは西さんという「関西地区でコンサドーレのサポーターを組織しようと思っています」という方も現れ、なんとか応援のカッコはつきました。9月の西濃運輸戦(長良川)にもできれば行きたいと思っておりますので、差し支えなければまたよろしくお願いいたします!
(以上記事:横浜の渡辺さん)