コンサドーレサポーター有志が、札幌市のミニFM局FMアップル(76.5MHz)の放送時間枠を買い取り、自主制作番組「熱狂!!コンサライブ」を放送する。テレビ中継などの少ないアウェイの試合もみんなにと言うサポーターの熱い思いが実現させた企画。サポーターが放送枠を買い取り自主制作番組を放送するのはおそらく全国初(コンサドーレのサポーターはなんてすごんだ)。
番組は、サポーター有志7人で結成したコンサライブ制作委員会メンバーが制作。メンバーがスタジアムとスタジオにわかれ、スタジアムにいるメンバーが試合情報を携帯電話でスタジオに報告。これをスタジオにいるメンバーが解説を交えて放送するというもの。放送予定の試合は日曜日に行われるアウェイの試合、8試合を予定している。まずは、5/11の鳥栖での大分戦の試合から開始する(13:30~)。また、ラジオ放送を聞けない市外のサポーターのために、ホームページも作製した。こちらも、番組内容に合わせて試合中随時更新される。番組へのリクエスト、投稿などはホームページからの電子メールなどでも受け付ける。URLは、http://www.netfarm.or.jp/~consa/。
現在の所、問題は放送経費の捻出。市民チームを目指すコンサを応援したいというFMアップルの厚意で、破格の一回10万円の料金で放送枠を確保しているが、合計80万円の費用をメンバーだけで負担するには限界がある。そこで、カンパ募金を募集している。詳細は、上記ホームページにて確認してください。
今回の企画は、コンササポーターのすごさを感じさせてくれるものであるが、もとはといえば、アウェイの中継の少なさから始まっている。テレビ局に限らずラジオ局も含めて、中央よりの放送番組ばかりでなく、地域に根差した番組の制作をもっと考えてもらいたいものである。コスト面などで難しいものがあるのであろうが、放送局には出資参加するだけでなく、コンササポーターの底辺を広げるための活動にも参加していただきたい。放送回数の増加が札幌でのサポーターの数の増加と盛り上がりに大きく影響するのだから。放送局はアウェイの試合がある日には、札幌市大通りにあるコンサオフィシャルグッズショップにサポーターが集まり、現地スタッフからの連絡に一喜一憂している姿を知らないのではないか。