今回の観戦記は、二作とも力作ぞろい!!
『佐々木健治さんの観戦記』
1節に続き札幌の試合を観戦してきました。相手はジャトコ。 場所は沼津・静岡県営愛鷹(あしたか)広域公園多目的グラウンドです。 この日の観客は2482人。メインスタンドはほぼ満員。私は札幌サポーター側の 席に座る。ゴール裏の応援団は札幌が20人、ジャトコは50人。 メンバーは次の通りです。
<ジャトコ>
- GK 21沖田
- DF12井上和彦 3植田 4大石 5上野 15吉田
- MF 16福島 7高山 9森野
- FW 8望月 10ネネー
- サブ 17右田 22中村 14井上和昭 13ジェルソン 19田中
ハーフ IN 田中 OUT 福島
後半16分 IN ジェルソン OUT 高山
後半30分 IN 中村 OUT 井上和彦
ジャトコは基本的に3-5-2だが、実力が下回る上、初戦のF川崎戦の大敗に 懲りたのか、DFを5人入れてきた。守備固めでカウンター狙いだ。 DF左から上野、大石、井上和彦が最終ライン、植田と吉田はダブルボランチか。 中盤は左から高山 森野、福島、前線は望月、ネネーの2トップ。
<コンサドーレ札幌>
- GK 1ディト
- DF2田淵 3ペレイラ 12富樫 14渡辺 15村田
- MF 28山橋 6太田 7後藤義 10マラドーナ
- FW 18吉原
- サブ 30森 20吉成 8浅沼 16鳥居塚 17黄川田
後半 8分 IN 吉成 OUT 富樫
後半28分 IN 鳥居塚 OUT マラドーナ
後半40分 IN 黄川田 OUT 山橋
コンサドーレは左から富樫、ペレイラ、渡辺が最終ライン、村田はピンチの 時は守備に付くが常に左の中盤にいる。中盤は左から村田、山橋、太田、田淵、 後藤義、前線はマラドーナと吉原と3-5-2のシステム。 この日はFWの駒が薄く、実質上、吉原の1トップ。マラドーナは本来のMFを こなしていた。
試合内容です。(PA=ペナルディエリア、SH=シュート) 始終、札幌が7割方支配。両チームとも中盤に人が集まり、短いパスで繋ぐものの ジャトコは最終ラインを下げ過ぎ、しばしばサイド突破を許していた。 又、攻撃時は上がりが遅く、前線へ無理に送っても人数がおらず、いともに簡単に クリアされていた。セットプレーでない限り得点のチャンスがないと言ってよい。 はっきり言って、前節相手のホーリホックの方が実力的に上。
前半で目立ったシーンと言えば、3分ネネーからパスを受けた森野がPA内に入る が、シュートさせてもらえず。15分、20分とクリアボールを拾って、数回 センタリンクするが、15分は吉田のヘッドは外れ20分はクリアされ得点ならず。
惜しいのは36分、望月がフリーでSH、ディトの脇をかすめ、入る!という所を 渡辺に間一髪クリアされてしまった。 42分も福島のヘッドが外れ、44分FKでネネーの蹴ったボールが壁に当たり、 CKから高山が蹴るがディトの真正面へ来てしまった。
早い選手交代が示すようにスタミナに問題があり、後半は運動量が落ちた。 10分はFKから高山、ネネー、井上和彦と渡り、井上和彦がSH放つが味方に 当たってしまい、37分、田中のCKを大石がSH!が、バーの上。 これ以外もPAに数回攻めたが、決定的な場面に持ち込めなかった。 これに対し、札幌の得点チャンスは前後半合わせて40数回はあった。後藤義の 動きが良く、山橋、渡辺、吉原へラストパスを20回以上送っていた。 マラドーナは前半は繋ぎに徹していたが、後半はラストパスを出す機会が増えた。
これほど押していたのに3点とは物足りないと思われるが、惜しいのが全部入って いれば8点は取れていた。バルデスがW杯予選のためなのか?ベンチに入って いないこともある。#新村はどうした? それをさしおいても、相手が疲労で運動量が落ちた時でないと、得点が入らない のが気になる。しかも格下の相手だ。私が思うに戦術がまだ浸透していなくて、 個人技で持っているんではないかと。そのため、パス回しが遅い。
<札幌の得点チャンス。(名前無し=確認出来ず)>
(前半)
- 4分山橋ヘッド届かず。
- 9分マラドーナ~山橋SH外れ(惜しい)
- 9分後藤CK~富樫ヘッド、GKはじく。
- 11分ペレイラFK壁に当たる
- 11分後藤CK~渡辺ヘッド外れ。
- 16分後藤CK~GKパンチング
- 21分山橋~後藤SH、DFクリア。
- 21分後藤CK~渡辺ヘッド外れ(惜しい)
- 25分攻勢、マラドーナ~山橋SH外れ。
- 28分中からスルー、山橋GKと激突
- 32分マラドーナループSH、GK抑え。
- 35分田淵~マラドーナ~後藤SH不発
- 37分後藤ゴール(得点シーン参照)。
- 38分吉原SH、GKクリア
- 39分後藤CK~DFヘッド(あわやオウンゴール)。
- 40分後藤CK~吉原SH外れ
(後半)
- 1分吉原ゴール(得点シーン参照)
- 5分太田SH、DFに当たる、CK、DFクリア
- 7分マラドーナ~山橋SH、DFに当たる。
- 8分2度CKもDFクリア
- 15分マラドーナFK~吉原SH外れ。(惜しい)
- 16分山橋~後藤SH出来ず
- 18分CK~後藤SH外れ、吉成CKはDFクリア
- 21分後藤~吉原SH、DFに当たりGKが抑える。
- 26分マラドーナ~山橋SH 外れ。吉原フリーSH、GKはじく。吉成CK~DFクリア
- 28分吉原ゴール(得点シーン参照)吉原SH、GKはじく
- 32分鳥居塚SH、GKはじく。又も鳥居塚SH、サイドネット。
- 36分SH外れ 40分FK~鳥居塚SH外れ、
- 42分ループSH、GK頭上!DFクリア(惜しい)
- 44分黄川田~田淵ヘッド外れ。吉原SH、GKはじく、オーバーヘッド外れ
<得点シーン>
- 前半37分、ハーフライン位置から左サイドを(山橋?村田?)がトリブルで 30m突破、折り返しセンタリングしたのを後藤義がヘッドで押し込んで先制。
- 後半1分、後藤のスローインからペナルティエリアの外側の混戦から、吉原が抜け マラドーナのパスを受けフリー。そのままシュートして2点目。
- 後半28分の3点目は圧巻。ジャトコが攻めて守備が上がっていた所で、ボールを 奪い、吉成からのスルーパスが吉原に渡り、吉原がどフリーで30mトリプル。 GKが飛び出すのを見てシュート、ダメ押しの3点目が決まる。
<第2節>
4月27日 沼津・静岡県営愛鷹広域公園多目的グラウンド
ジャトコ 0(前半0-1、後半0-2)3 コンサドーレ札幌
前半37分 後藤義/後半1分 吉原/後半28分 吉原
最後に、北海道のチームということで、日頃判官ヒイキで応援していますが、 今年は山橋、渡辺卓と元セレッソの選手が入ってきて、一層応援に力が入って います。長くなりましたが、最後まで読んで下さった方、有難うございました。 では、ここまで。
(以上記事提供:佐々木健治さん)