JFLのシーズンが終了し、ストーブリーグに入ったコンサドーレ札幌だが、プロ契約選手に先駆けて、東芝より出向扱いでコンサドーレに来ている選手とクラブ側との話合いが行われた。10/29、栗山で一人20分ほど行われた話合いで、後藤静臣選手以外の10人に来季戦力外であることが通告された(体調不良の加藤選手は後日)。今季チーム内の得点王である川合選手、後半戦先発に名を並べていた茶木、浅沼などは、来季戦力外であるとクラブ側が判断したわけである。最終節10/27には厚別競技場で、社員選手の出向期間延長嘆願署名がファンの力で行われ、1500人あまりの署名が集まったが、この声はクラブ側へは届かなかった。
この話合いを受けて、浅沼選手は、東芝へ戻りサラリーマンになるとコメント。また、プロ契約を希望していた木島、川合、茶木選手などの動向は気になるところ。とにもかくにも、選手達は東芝に戻るか、プロとしてあるいは社員として契約チームを探すか決めなければならない。ただ一人、残留の決まった後藤選手は、みんながこんな状況では複雑な心境です、とコメント。
東芝FCが札幌へ移転する際、東芝社側は、従来の東芝FCの社員選手が、12/31まで出向扱いで、コンサドーレでプレーをすることを認めた。このため、今シーズンのコンサドーレは、プロアマ混在のチームであった。今回、北海道FC側は、これらアマチュアの選手と来季契約を結ばないとしたわけである。そのため、一人残留が決まった後藤選手は、来季プロ契約を結ぶ。
数年後のサテライトリーグの廃止、Jリーグでは1チームが保有する選手は25人~28ほどが妥当という勧告があったことなどを受けて、JFL一の選手数を誇るコンサドーレも今オフ半数近く選手が減らされることが予想されてはいた。11月中旬のプロ契約選手の契約更改の成り行きが注目される。