どうもこんばんは、永井ダニ。ちょっと今回は語尾が壊れてるけど、 サラッと読み流して欲しいダニ。
いやあ、暑かったダニィー、仙台。札幌市民の体感温度では 「これじゃすっかり夏ですわね奥サマ、オホホ」とオイラが女なら 迷わずノースリーブ&ノーブラで皆さんにサービスサービスしちゃうわよ状態。 隣の宮城球場では秋の高校野球東北大会で賑わってるその横で、 し烈な5位・6位争いが展開されたわけダニ。
試合はっつーと、キックオフから前半の25分ほどまではなかなか札幌の ボール支配率が高く、「こりゃ前半のウチに点とればイケそうダニ」と ニンマリしてたところに、たまたまえぐったオッツェのセンタリングがウマい具合に 水内の頭にド命中。ありゃー、ヤラれちゃったよ、とゲーセンのマシンに百円玉を 飲み込まれた時のような、「なんだ点やっちまったよ、でも1点くらいすぐに取り 返せるよな」っつー、妙に余裕ある太っ腹なプチ王様気取りで前半終わったダニ。 で、まあ後半。キムさんがあんまりお仕事してなくて、 これじゃダメダメじゃーんってカンジ?、つーことで代わりに加藤さんIN。これで 攻撃パターンが「さあ行くよニィ-!」と別モノのようにガラッとチェンジしたダニ。
裏に通したパスにまあとにかく加藤さんが走り込んでネチッこく絡む絡む。 前半の札幌はなかなかラストパスが通らないジレンマが相変わらずあったけど、 これでフィニッシュまで期待できる雰囲気にはなったダニ。 しかし、後半直後までツキは仙台にまだ残ってたようで、 追いつく前に仙台に2点目をやっちまったダニ。
さすがにあん時ゃ頭ん中で「ダメだこりゃ」といかりや長介のセリフが聞こえ、 気落ちしてオイラは背中向けてうつむいてしまったダニ。
しかし加藤を先頭にあくまでゴールに斬り込む札幌は、仙台に1人の標的を 見つけて、そやつに1点集中砲撃。あきらめずに切り崩しにかかったダニ。 その仙台の標的てのは、52番DFシュトゥンプ。まあ無駄にデカいデカい。 分かりやすくいうとマグロンよりもパウスよりもデカいニィ。
しかしテクは、つーとこれがまたどヘタ。ボールキープができないようで、ボールが シュトゥンプに渡っても、詰めて競っていけばあの選手は必ず取れそうという カンジがゴール裏から見てもよーく分かるダニ。これに目をつけて 加藤やコータが「何も知らないカオして積極的だぜこのコ!」みたいに攻める攻める。
副作用でオフサイドもボロボロ取られたけど、後半だけで4点取れたのも、 すべては加藤の走りが仙台を揺さぶり、シュトゥンプという穴から仙台堤防が 決壊したおかげだったダニ。
2点目のペレイラのFKはもう宮大工のような「匠の技」ってカンジ。 川崎にいた頃のペレイラは「とにかく力強いFKの持ち主」という豪速球派 だった気がするけど、今日のFKは仙台の壁をスリ抜けての百点満点ゴールで、 まるで6月の鳥栖戦の同点FKの再来。こんな噂のテクニシャンとは 川崎のヒトはあまり知らないだろうニィ。さすがは我らが神様ダニ。
そんで3点目はコータが決めたダニ。コータの得点をナマで久しぶりに見たけど、 あんなにコータが嬉しそうにしてるのをオイラは初めて見たダニ。もう走り回って ゴール裏の広告ボードを飛び越えちゃうニィ!というほどのもので、あれは単に 逆転の3点目を入れた、という以上に、デンソー戦に続いて衆人環視のもとで ヤッちまっただよー、という喜びだったとオイラはニラんでるダニ。結果が出せない というのは、FWにとってはツラいもんだからニィ。
ともあれ、パベル、ペレイラ、コータ、加藤と、決めて欲しい選手が軒並み決めて あとは木島とか浅沼とか途中INの川合あたりがブチかましてくれれば 「すっげー、宮城みやげがこんなにあるダニ。これなら『アタシの旅行カバンには まだ若干の余裕があります。お客様のお土産カモン、プリーズ!』と林家こん平師匠のマネする必要はないダニ」と悦に入るんだがニィ。まあゼイタクは控えるダニ。 しかしゴール裏にいて目の前で4点も見られたなんて、牛タンよりも 萩の月よりも笹かまぼこよりもオイシすぎて、もうラブラブ~?みたいなー、 てトコロ?つーか、かなりキてる、てカンジ?だったりしてぇー。 こんなゴミ長文書いてるようじゃもう永井ダメダメじゃーん。
でまあ、試合以外の小さなことをいくつか。 神戸戦以来の観戦だったんですが、その時に引き続いて観客席を覆う ビッグフラッグが登場しましたね。あれはイヴでもハイパーズでも コンサドーレ寄りでもないサポーター集団がいて(名称は忘れちったい)、 その人達が作ったモノなんですってね。すんげえパワーですなあ。 地道にサポーターグループが増えてるってのは、いいコトいいコト。
で、めでたく勝った後、初めて選手バスの出待ちっつうのをやったんですが、 まず札幌の方。コータって出待ちしてくれるファンの人達に数量限定で 「コータカード」なるものを自らの手で配ってるんですね。何せ人の群れが 多くて現物はとても確認できませんでしたが、多分、コータ本人の写真に サインが入ってる、というシロモノではないかと推測します。 ファンとコミュニケーションしようというコータの想いの表れでしょう。 カードを配るときに一斉にファンが殺到し、防護する警備スタッフが 押し潰されそうで大変ですが、そういう警備スタッフやファンが怪我しないよう 安全がキチッと確保できれば、という条件つきで、これっていいコトですね。 他の選手もどんどんパクッてほしいことです。このコータカード配りは ホームでもやってることなんでしょうか?
さて、仙台。彼らの方から見ればまさかの逆転負けでガックリなんでしょうが、 オイそりゃないだろうってのが、2対3の時点で観客があきらめてゾロゾロと出口に 向かったこと。いや、ハンパじゃないのよその人数。まるで野球で7回の攻撃が 終わった時点で「電車があるうちにさっさと帰るとするか。続きはTVのニュースで」 と外野席を去る観客の列と同じ様相。札幌寄りのボクが言うのもナニでアレだけど、 1分で1点取れるのがサッカーなんだし、昼間だから終電がいっちゃうワケでも ないんだし、途中で帰るという心境はなんなんだろ? ボクは仙台のチームを来年以降も良きライバルである強豪とニラんでるんだから、 もっとしっかりしてくれ仙台市民の皆さん。
で、試合後、荒れてたようですね、仙台サポーター。 仙台サポーターもバス出待ちしてたんですが、佐藤監督に向かって 何か言いたいことあったみたいで、拡声器で何やら怒鳴ってたようで。 仙台にとってよそ者であるボクもさすがにあれには色々と考えてしまいましたな。 札幌無敗を続けるコンサドーレですが、札幌市民は「負け慣れ」してないワケで、 いわゆる「負けに対するワクチン」を持たないワケですな。目の前で負けを 観てないから、どう対応していいか、まごつくかもしれないですね。 もし負けが続いたりしても、ぜひ「次は頼むぞー!」と道産子気質の大らかさを 発揮して声をかけてほしい。と、アウェイで負け慣れしてるボクは願いますわ。
最後に佐藤監督らが現れ、バスに乗り込もうとすると、罵声が起こり、 乗客を全員飲み込んだ仙台のチームバスが余韻も残さず さっさと足早に発車する様子がとても痛々しかったです。
ボクやよっちーさんと試合前に一緒にいた子供達が出待ち現場でその様子に 遭遇していたかどうかは、確認できませんでした・・・。
(記事提供:永井 謙一郎さん)