さて、後半戦東北勢との対決第二弾はモンテディオ山形。前回アウェイの山形では、PK戦のすえ負けているので、今回はこてんぱんにやっつけたいところ。発表では観衆は約7500人。山形からもサポーターが来ていて、久しぶりに応援合戦が見れました。
さて、札幌の先発メンバーの方は、GK、DFは前回と同じ。パベルをボランチにMFの頭に木島をすえる菱形フォーメーション。FWルボシュの相棒は、久しぶりの先発となる吉原。となりました。パベルのボランチは福島戦後半終りの頃、やったポジションで、調子がよさそうなので、今日そのまま、ボランチにすえたようです。
GK:茶木
DF:村田、ペレイラ、冨樫、後藤(静)
MF:パベル、後藤(義)、浅沼、木島
FW:吉原、ルボシュ
先週の福島FC戦との試合、終了間際のいい感じをそのまま維持できるかを注目したい立ち上がり。あと気になるのは、久方振りの先発の吉原のできは?、もちろん注目。でだしは結構好調。左右からえぐって、ゴール前を横切るパスがたびたびでます。コータのセンタリングにどんぴしゃりあわせるシュートも山形キーパーのファインセーブにあって得点ならず。前半15分。ゴール正面ペナルティエリアをちょっとでたところで、後藤(義)から木島へのワンツーがきれいに通ります。受けた後藤(義)が蹴ったボールは、きれいな弧を描いてゴール右隅につきささります。おっ、今日は調子がいいぞ。と思っている内に、前半25分、山形FWがスルーパスから抜け出して茶木と一対一、「あ~あかん、またいつもの癖で、気が緩んでる~」と思っていると、茶木見事に手に当てて防ぎます。「ナイスキーパー」。
ピンチらしいピンチはこれくらいで、あとは圧倒的にコンサドーレ優勢でした。そうこうしている内に、前半終了間際、山形にフリーキックが与えられたのですが、後藤(義)がてに持っているボールを山形の佐藤(克)が取ろうとして肘があたったのか、後藤が倒れてしまいます。審判の目の前で起こったので、良く見ていた審判は一発レッドを出しました。コンサに有利になりましたが、佐藤(克)にはちょっと気の毒のような気がしました。その後、数分、ゲームがちょっとあれ気味になりましたが、そのまま前半終了。
さて後半は、一人少ないはずの山形が良く守って、人数差を感じさせない展開。コンサドーレはというと、人数で有利になって安心したのか、足が止まってしまいます。こういうときは、これまでのパターンだと点を取られてしまう様な気が。さらに、点を決めない攻撃陣にじれたのか、ペレイラもオーバーラップを見せはじめます。これで、ますます同点にされそうな気が。ルボシュと周りのコンビは、福島戦よりは良くなったような気がするも、まだまだの感は否めず、コータはというと途中から左足を気にする様な素振りを見せ、見ている方を心配させます。さて、それでも試合は1-0リードのまま進みます。後半29分、パスをカットしたペレイラが右サイドを駆け上がります。それにあわせて、吉原とルボシュも上がります。これがカウンター気味に効いて、バックスと3対3。ペレイラは中側にいた吉原にパス。右をペレイラ、左をルボシュが駆け上がります。吉原はそのまま10mぐらいドリブルして、吉原の左側、ゴールから見ると正面いいるルボシュへパス。受けたルボシュは2、3歩ドリブルしてシュート。ルボシュ待望の初ゴール。自陣からのパス回しから崩して取った1点だけに、見ていて非常に気持ちよかったです。コンビも決まっていて、久々のファインゴールでした。41分に木島に変えて川合、44分に吉原に変えて加藤を投入。2点目は言ってからは一方的な展開。ペレイラはどんどん上がるし、最後は川合、ルボシュ、加藤のスリートップのような形で、攻めまくりました。で、そのまま試合終了。終わってみれば、2-0の快勝。仙台戦以来の完封勝利となりました。
今日は、結構快勝な方だったので言うことはありませんが、それでも、コンビネーションはまだまだの感がしますし、一人多くなってからも攻めきれなかった点は反省するべきでしょう。次節、甲府戦はさらにコンビが良くなっていることを期待しましょう。
(記事:二上英樹)