今帰ってきました。ではアウェイ寄りバックスタンドから視た私なりの雑な戦況を。まず攻撃パターン。前半、どういうわけかポーンと大きいのを前方に放り出すも、その都度193cmのパウスにあっさりヘディングクリア。グラウンダー気味のパスで細かくつなぐ意思が弱し。また右サイドに足立がグリグリっと上がり、センタリング!といったのが1、2回ほどありましたが、蹴るのをワンテンポためらって、 味方のいいとこにボールが落ちず。今回は真ん中を使わずサイドにボールをはたいていましたが、パスを出す軌道が見えないから外に逃げた、という思想がやや強し。
後半、財前から甲介に交代。5分から15分の間、つまり富士通が3点目を取ってから、コータが1点を取り返すまでの時間帯が、札幌の本日唯一の見せ場でした。 MF、FW陣に「前に行ったる!」のがむしゃらの気迫がこの時あたりだけ感じられました。しかし、ボールがバー(またはポスト)に当たったり、ヘディングが単に キーパー正面だったり等の不運が続くと、もはや選手はガス欠状態。足立から渡辺、さらに後藤から加藤剛に交代するも、起爆剤にはならず、左サイドの平川がゴチョゴチョやって、富士通DFに潰されそうな狭いエリアで甲介に小さくパスを出すもフォローが不在で甲介あえなく玉砕のパターン。さらに線審のあやふやに思われるオフサイド基準にアルシンド沸騰。赤いカードを頂戴するオマケつき。実にもったいない。 全般的にパス出しのアイデアが貧困(トリッキーなヒールパスは3、4回ありましたが、つながり悪し)なのが目につきました。
守備は?というと、ペレイラの強さが全然目立たず。彼が敵と当たって競り勝つ、という場面は皆無でした。彼はあまり自分から潰しにはいかなかったようです。 4人DFのラインディフェンスに見えましたが、それにしてはオフサイドトラップを 駆使したわけでもナシ。富士通1点目のコーナーキックからパウスがヘッドでドカンと決める、なんてパターンは充分予測できたのに、てんでノーマークでした。あれはパウスを相当甘く見てたのでは?富士通FWウィルソンのドリブルは誰にも止められない悪夢のようなテク。なのにあまり彼が自分でグリグリ行かなかったのが不思議。彼のボールタッチが案外少なかったからこそ、3失点で済んだのでは。
あと、キーパー白井なんですが。ゴールキックを大きくセンター付近まで蹴らず、 平川が近くに寄ってボールを貰うというリスタートがなんと多かったこと。白井はキックが下手なのですか?足をケガ?或いは、上にボールを上げてもどうせパウスに取られるから、平川から地道につなごうという作戦だったのか?あと、何よりDFの消極的なボール回し。百歩譲って、白井から小さく平川に渡すのはよしとしましょう。しかし決して前向きなパスを出さず、ペレイラとか平岡あたりでグルグル蹴ってるだけ。パスコースを消されているんでしょうけど。おかげで今日は札幌の速攻カウンター攻撃!てのは最後までなかったです。
MF・FW陣も動き回ってパスコースを作ろうとか、ボールを受けようという意思なし。ズバリ、後半25分以降のコンサドーレは誰一人として走っていませんでした。なぜ走らないのか?等々力はそりゃ暑かったですよ。気温は25度いってたのでは。しかし疲労だとしたら交代要員の3人が頑張らなきゃ。
今日の収穫は、結果論としてコータが1点入れたこと。これだけです。 甲介もまあまあガンバったけど、完全に敵DFに捕まってました。比喩ではなく 本当に拉致寸前の囲まれようでした。そんな甲介をサポートする選手が誰もなし。
以上、急ぎでダラダラと書いてみました。試合開始当初から前にパスを出そう!という気概がないように見えたのは何故?
次はコスモ!来週、来週!
(記事提供:永井謙一郎さん)
こんばんは、永井です。で、今日の試合内容以外の等々力雑感ですけど。 いやあ、ビックリしました、富士通サポーター。だってドラムス、ギター、キーボード、サックスとバンド一式持ち込みですよ!試合中に曲でも演奏するのかと、あたしゃハラハラしましたぜ。実際はキックオフ前とか、ハーフタイムに1、2曲演るという、いわばヒマなときのBGM役でしたが。試合になると、マリノススタイルのサポーターが肉声で普通のサポートしてましたけどね。あの、スタンドに器材を持ち込む破天荒なパワーに、我々は試合前から一本とられたカンジでしたわ。
あとハーフタイムの際、等々力のオーロラビジョンに各地の途中経過(もちろんJFLのです!)を映してたのは嬉しかったですね。「おおう、東京ガス勝ってる!」とか歓声あがったり。
次は町田!とりあえずホーム!
(記事提供:永井謙一郎さん)